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スタッフブログ 2021.12.7
投稿日:2021年12月07日

こんにちは!上越支店からの投稿です。

早いもので、もう来年のカレンダーの準備をする季節となりました。

昨年いただいたカレンダーに、その月の旬のものや健康面で気を付けることが

とてもとてもご丁寧に記載されていて、おかげさまで少し物知りになりました。

来年はどんなカレンダーにしようか迷い中です。

 

さて、11月中旬ごろより日の入り時間が一気に早くなり退社時には真っ暗です。

工場で電気がついていたので、お疲れ様の挨拶がてらちょっとのぞいてみると・・・

今まで見たことがない溶接をしておられたので、気になって教えてもらいました(´∀`)ワクワク

↑ 工場の中は、現場で設置前の配管がたくさん・・撮影した私の後ろにもたくさん・・・

広く感じた工場も最近はとても狭く感じます。

↑ 何ですか?これは!初めて見ますが!

配管の中に、アルミホイルが詰められているではないですか。

(先週アルミホイル買ってきてと依頼された意味が判明しましたよ!)

↑ アルミホイルが詰められた配管の反対側にはこのガスを出す器具がはめ込まれていました。

この先の部分の穴からアルゴンガスが出る仕組みになっているそうです。

反対側で密閉してしまうとガスの圧が高くなってしまうので、防ぐ為にアルミホイルをクシャクシャにして詰め

微妙に隙間を作るようにして配管内にアルゴンガスを充満させているそうでした。

 

ここまでは、何をするのかさっぱりでしたが・・・(溶接経験のある方でしたら分かると思いますが)

この溶接の仕組みは、裏波溶接といって、内側から溶接できない配管などの内面に溶接面を作る溶接法だそうです!

外側から板厚を突き抜けて溶接をし、反対の内面に溶接ビードを作りながら溶接すると

配管内面に溶接面ができるとのことでした。

配管内にアルゴンガス(バックシールドガス)を流すことで、内側の溶接面の酸化を防ぎ、内部の耐食性が保たれます。

 

 溶接前  溶接後

青い矢印部分のラインに溶接面が見られます。

外側から溶接して、内側に溶接面を作るって、職人技ですね!

溶接しながら、内側の溶接状態が見えないので難しい技術だと思います。

裏波溶接は、完全溶け込み突き合わせ溶接とも呼ばれるそうで、

この方法で溶接すると母材同様の強度が期待できるそうです。

最強の溶接ってことですね!とても勉強になりました!

そして大量の配管を黙々と溶接しておられたK支店長のストイックさに一番驚きましたw(゜o゜)w

 

上越支店からは今年最後のブログになります。

やっとコロナも落ち着いてきましたが、まだまだ油断は禁物ですね。

このまま終息に向かい、来年の今頃はマスクなしで過ごせているでしょうか。

少し早いですが、本年もお世話になり本当にありがとうございました。

皆様が健やかに年を越せますようお祈り致します。

 

by  a.u

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